2012年11月16日

ソフトウェア開発がスケジュールどおりに行かない理由

2007/04/04(Wed) 14:10

それは人間の利己心とソフトウェアの本質による。生産性は書いたプログラムの量とかかった時間で計られるのだが、遅れようがバグを満載しようが、作者には何のお咎めもない。しかられたり出世が遅れたりするかもしれないが、連日徹夜してまで防ぐようなことではない。プログラムというのは結局は書いた人にしかわからないものだ。みんなで書けばみんなが理解できるが時間がかかる。天才プログラマであればほっておいてもいいものができる。むしろ彼らにはレビューや進捗管理は仕事の妨げにしかならない。今から述べる事は恐ろしい事実で多くの人は目を背けたくなるだろうが、避けがたい事実である。プログラマは、スケジュールを故意に遅らせているのである。

なぜか?残業したほうが給料が増えるからだ。すわってコーヒーを飲みながらキーボードをたたいていれば、金がもらえるのだ。こんな楽しいことはない。楽しい時間は少しでも長くしたい、だから長引かせる。
しかも長引くと、仕事が遅れると残業代やら深夜残業代などのおいしいオマケがついてくる。これで定時にスケジュールどおりに仕事を終えようと考えるのはよっぽどの人格者かアホだ。

実際、私が開発業務をしていたときは全員がこう考えていた。給与明細を見て残業が何時間だったかと比べあうのである。多分、今もそうだろう。残業やスケジュールの遅れが会社にとって不利益になるかどうかなど、誰一人考えない。考えるのは管理者だが、それだってそれが仕事だから考えているにすぎない。そもそも、企業が利益をあげるという行為は、利己的な行為なのである。そこを皆忘れている。

これはソフトウェア開発だけに当てはまる事ではないが、ほかの仕事は仕事の成果が外から見えるので、こんなインチキが許されないだけだ。先ほどのべたように、プログラムは書いた人にしかわからない、
アウトプットだけしか人は見ない、見たくない・・・。ここにプログラマやSEのインチキがまかり通る理由がある。ではこれを防ぐにはどうしたらよいか。一番いいのは、プログラムなんか作らない事だ。パッケージソフトを買う事。それも、ベストセラーになっているくらい、広く長く流通しているもの。そして、アップデートされ続けられるもの。まあそれは無理だろうが、なんでもかんでもCで書こうとしないことだ。

もうひとつは、労働基準法を改正して、残業代が割り増しになるのをやめる。休日出勤も。完全なる成果主義にする。・・・不可能。こういうことを考えて、私は開発の仕事をやめた、というか、開発の仕事をしなくていい理由をこういうことにしたてた。そして、働く事自体を、否定した。


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posted by delsoli at 18:07| プロジェクト管理 | 更新情報をチェックする
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